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Skills in Demand Visa (482ビザ/SIDビザ)とは?申請条件・3つのストリームを解説

オーストラリアで働きたい方や、海外から人材を採用したい企業にとって重要な雇用主スポンサー系ビザの一つが、Skills in Demand Visa(Subclass 482)、通称「482ビザ(SIDビザ)」です。


482ビザは、オーストラリア国内で適切な人材を確保することが難しい場合に、オーストラリアの雇用主が一定のスキルや経験を持つ海外人材をスポンサーして、オーストラリアで就労してもらうための一時滞在ビザです。


以前のTemporary Skill Shortage(TSS)Visaに代わり、2024年12月7日からSkills in Demand(SID)Visaが導入されました。


この記事では、482ビザの基本的な仕組み、主な申請条件、3つのストリームについて解説します。


482ビザ(Skills in Demand Visa)の基本情報


Skills in Demand Visa (Subclass 482)は、オーストラリアの雇用主によるスポンサーを必要とする就労ビザです。


そのため、申請者が自分自身で職業を選んで単独で申請するタイプのビザではなく、原則としてスポンサーとなる雇用主と、申請者が就労するポジションのNomination(ノミネーション)が必要になります。


一般的には、

  • Sponsorship(スポンサーシップ)
  • Nomination(ノミネーション)
  • Visa Application(ビザ申請)

という3つの要素から構成されます。


ビザが認められた場合、通常は最長4年間オーストラリアで就労することができます。


また、一定の条件を満たす場合には、Employer Nomination Scheme (Subclass 186)などを通じて、将来的にオーストラリアの永住権を目指すことも可能です。


482ビザの主な申請条件


482ビザの具体的な条件は、申請するストリーム、職種、給与、申請者の経歴などによって異なります。

主な条件として、次のようなものがあります。


1. スポンサーとなる雇用主が必要

482ビザでは、原則としてオーストラリアの承認されたスポンサー(Approved Sponsor)によるスポンサーが必要です。


さらに、雇用主は申請者が働くポジションについてNominationを行う必要があります。


2. 対象となる職業であること

申請するストリームに応じて、対象となる職業の条件を満たす必要があります。

例えばCore Skills Streamの場合、原則として申請する職業がCore Skills Occupation List(CSOL)に掲載されている必要があります。


一方、Specialist Skills Streamでは異なる職業要件が適用されます。


3. 必要なスキル・職歴があること

申請者は、Nominationされた職業を遂行するために必要なスキルや経験を有している必要があります。


原則として、Nominationされた職業または関連する分野において、少なくとも1年間の関連する職務経験が必要です。

職種や申請者の状況によっては、Skills Assessment(スキルアセスメント)が必要になる場合もあります。


4. 給与条件を満たすこと

482ビザでは、スポンサー企業が単に一定額以上の給与を提示すればよいというわけではありません。


原則として、そのポジションに対するAnnual Market Salary Rate(AMSR)を満たす必要があり、さらに申請するストリームに応じたIncome Thresholdを満たす必要があります。


2026年7月1日以降に提出されるNominationについては、

  • Core Skills Income Threshold (CSIT):AUD 79,423
  • Specialist Skills Income Threshold (SSIT):AUD 146,576

となっています。


給与基準は毎年変更される可能性がありますので、申請時点の最新情報を確認することが重要です。


5. 英語力の条件を満たすこと

482ビザのPrimary Applicant(主申請者)は、原則として規定された英語力の基準を満たす必要があります。


必要となる英語テストやスコアは申請するストリームや申請者の状況によって異なり、一定の場合には免除規定が適用されることもあります。


6. 健康・Characterなどの条件

ビザ申請者は、オーストラリアのHealth RequirementおよびCharacter Requirementなど、その他のビザ要件も満たす必要があります。


また、482ビザでは滞在期間中、原則として適切なHealth Insuranceを維持する必要があります。


482ビザには3つのStreamがある

Skills in Demand Visa (Subclass 482)には、大きく分けて次の3つのストリームがあります。


1. Core Skills Stream

多くの482ビザ申請者に関係するのがCore Skills Streamです。

このStreamでは、原則としてNominationされる職業がCore Skills Occupation List(CSOL)に掲載されている必要があります。


また、給与についてもAnnual Market Salary RateおよびCore Skills Income Thresholdなどの条件を満たす必要があります。


幅広い専門職・技術職などが対象となっており、482ビザを検討する際には、まず自分の職業がCSOLの対象になっているかを確認することが重要です。


2. Specialist Skills Stream

Specialist Skills Streamは、一定の高所得ポジションを対象とするストリームです。


このStreamでは、Nominationされる職業がANZSCOのMajor Groups 1、2、4、5または6に該当し、さらに給与がSpecialist Skills Income Thresholdを満たす必要があります。


Core Skills Streamとは職業および給与に関する条件が異なるため、どちらのStreamが適切なのかを確認する必要があります。


3. Labour Agreement Stream

Labour Agreement Streamは、オーストラリア政府とLabour Agreement(労働協約)を締結している雇用主からNominationを受ける場合に利用されるストリームです。


Labour Agreementでは、特定の産業や地域、企業の人材不足などに対応するため、通常の482ビザとは異なる職業や条件が認められる場合があります。


具体的な申請条件は、それぞれのLabour Agreementの内容によって異なります。Designated Area Migration Agreement (DAMA)もLabour Agreementの一つで、指定された地域における人材不足に対応するための制度です。


Skills in Demand Visa (Subclass 482)は、オーストラリアの企業が海外のskilled worker をスポンサーして雇用するための重要な就労ビザです。


まとめ


482ビザには、

  • Core Skills Stream
  • Specialist Skills Stream
  • Labour Agreement Stream

の3つのStreamがあり、それぞれ職業や給与などの条件が異なります。


また、申請者本人の職歴や英語力だけではなく、スポンサー企業、Nominationするポジション、給与水準なども審査の重要なポイントになります。


TK Migrationでは、482ビザの申請者だけでなく、海外人材のスポンサーを検討しているオーストラリアの雇用主からのご相談にも対応しています。


ご自身が482ビザの対象になる可能性があるか、または従業員のスポンサーを検討されている場合は、お気軽にTK Migrationまでお問い合わせください。


 482ビザ(Skills in Demand Visa)の申請を検討されている方は、TK Migrationで実際に482ビザを申請されたお客様の声もぜひご覧ください。 


※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別のMigration Adviceを提供するものではありません。ビザ制度・申請条件は変更されることがありますので、申請前に最新の情報をご確認ください。

Immigration form with passport, rings, and pen.

Frequently Asked Questions

  482ビザについてご不明な点や、ご自身が申請条件を満たしているか確認したい場合は、 お気軽にお問い合わせください。 

はい、考慮される場合があります。


482ビザの法律上、必要な1年間の職歴が「資格取得後の職歴」でなければならないとは規定されていません。


資格取得前の経験でも、ノミネートする職種と同じ、または密接に関連する仕事内容で、同等のSkill Levelで行われた職歴であれば考慮される可能性があります。


例えばChefをノミネートする場合、Chefと同等のSkill Levelでの経験は考慮される可能性がありますが、より低いSkill LevelであるKitchen HandやCookとしての経験は、Chefの職歴としてカウントすることはできません。


重要なのは「資格をいつ取得したか」だけではなく、実際の仕事内容とSkill Levelです。


482ビザでは、Income Thresholdを満たすだけでなく、原則としてAnnual Market Salary Rate(AMSR)を満たす必要があります。


AMSRとは、簡単にいうと、同等の仕事をするオーストラリア人や永住者に支払われる市場給与水準のことです。


例えば、Core Skills Income Threshold(CSIT)がAUD 79,423だからといって、必ずしも給与をAUD 79,423に設定すればよいわけではありません。その職種のAMSRがAUD 90,000であれば、原則としてその市場給与水準を満たす必要があります。


つまり、482ビザの給与を検討する際には、Income ThresholdとAMSRの両方を確認することが重要です。


はい、職種によっては、関連するQualificationがなくても条件を満たせる場合があります。


482ビザでは、ノミネートする職種に必要なSkill Levelを判断する際にANZSCOが参照されます。


例えばChefの場合、ANZSCOでは通常、Diplomaなどの資格がSkill Levelの基準となっていますが、少なくとも3年間の関連する職務経験を、正式なQualificationの代わりとすることが可能とされています。


そのため、関連するQualificationを持っていないからといって、必ずしも482ビザを申請できないということではありません。ただし、必要なQualificationや職歴は職種によって異なるため、ノミネートする職種のANZSCO要件を確認することが重要です。


482ビザ(Skills in Demand Visa)のPrimary Applicant(主申請者)は、原則として規定された英語力の基準を満たす必要があります。


例えばIELTSの場合、AcademicまたはGeneral Trainingの各4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)で5.0以上が必要です。


IELTS以外にも、PTE Academic、TOEFL iBT、OET、CELPIP Generalなど、Home Affairsが指定する英語テストを利用することができます。2025年9月13日以降に受験したテストについては、テストごとに必要なスコアが設定されています。


英語テストの結果は、原則としてビザ申請に使用できる期間が3年間です。また、申請者の状況によっては英語要件が免除される場合もあります。


なお、2025年9月13日より前に受験した英語テストについては異なるスコア基準が適用される場合があるため、受験日と使用するテストに応じて最新の要件を確認することが重要です。


はい、DAMA(Designated Area Migration Agreement)の対象地域で、指定された職種やその他の条件を満たしていれば、永住権を目指せる可能性があります。


DAMAは、指定された地域の雇用主が、地域で不足している職種について海外人材をスポンサーするためのLabour Agreementです。対象となる職種や条件はDAMAの地域や職種によって異なり、通常のビザ要件と比べて、英語力、年齢、給与、職歴などについてConcession(要件緩和)が認められる場合があります。例えばSouth Australia DAMAでも、職種ごとに利用できるConcessionが定められています。


DAMAを利用する場合、一般的には、

  1. DAR Endorsement 
  2. Labour Agreement 
  3. Nomination      
  4. Visa Application 

というプロセスで進みます。


まず雇用主がDesignated Area Representative(DAR)のEndorsementを受け、その後Department of Home AffairsとLabour Agreementを締結し、雇用主によるNomination、申請者のVisa Applicationへと進みます。個人がDAMAに直接申請することはできません。


South Australia DAMAでは、482ビザから186ビザ(永住ビザ)へのPathwayや、494ビザから191ビザ(永住ビザ)へのPathwayがあります。


ただし、DAMAを利用すれば簡単に永住権を取得できるという制度ではありません。 雇用主と申請者の双方が、それぞれのDAMA、職種、ビザに定められた条件を満たす必要があります。


はい、Aged Care Industry Labour Agreementを利用できるスポンサー企業が見つかれば、介護士として482ビザから186ビザ(永住ビザ)を目指せる可能性があります。


対象となる主な職種は、Aged or Disabled Carer、Nursing Support Worker、Personal Care Assistantです。


主な条件として、以下があります。

  • 英語力:482ビザでは通常、IELTS 5.0 (Speaking・Listening 5.0、Reading・Writing      4.5)以上、186ビザではIELTS 5.5以上(各技能の最低点なし)が基準となります。 
  • 資格・経験:関連するAQF Certificate III以上(または同等資格)、または12か月の関連職歴が必要です。海外資格を使用する場合や、資格の代わりに職歴を使用する場合にはSkills Assessmentが必要になります。 
  • 給与:フルタイム雇用で、最低AUD 51,222のGuaranteed Annual Earnings、またはAustralian Market Salary Rateのうち、高い方を満たす必要があります。 
  • 年齢:482ビザには年齢制限はありませんが、186ビザによる永住権を申請する場合は、原則として45歳未満である必要があります。 
  • 186ビザへの移行:永住ビザを目指す場合、関連するDirect Care Occupationで、オーストラリア国内における少なくとも2年間の職歴が必要です。この2年間は、特定の1社での職歴に限定されているわけではありません。 


そのため、介護士として永住権を目指す場合は、まずAged Care Industry Labour Agreementを利用してスポンサーしてくれる雇用主を見つけることが重要です。


現在Labour Agreementを締結している雇用主は、Home AffairsのCurrent labour agreementsから確認できます。


はい、いわゆる「Self-sponsorship(セルフスポンサー)」は法律上禁止されていません。ただし、通常の482ビザ申請より慎重に審査される可能性があります。


申請者自身がスポンサー企業のDirectorやOwnerである場合、Home Affairsは、ノミネーションされたポジションがビザを取得するためだけに作られたものではなく、事業上実際に必要なGenuine Positionであるかを慎重に審査します。


例えば、設立して間もない会社、売上規模が小さい会社、オーストラリア人をほとんど雇用していない会社などの場合は、ポジションのGenuinenessについて追加の審査が行われる可能性があります。


一方、オーストラリアに経済的な利益をもたらす真正な事業上の理由があれば、Self-sponsorshipが認められる可能性があります。Policyでは一例として、革新的なIT Entrepreneurがオーストラリアで事業を展開し、Technology Sectorの成長やオーストラリア人の雇用創出につながるケースが挙げられています。


したがって、会社を設立すれば自分をスポンサーできるという単純な仕組みではありません。Self-sponsorshipでは、事業の実態や必要性、会社の財務状況、ノミネーションするポジションのGenuinenessなどを十分に説明することが重要です。


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